NISAとiDeCoを比較してみる
NISAとiDeCoの両方しています。
NISAはつみたての方です(両方はできないことになっています。)
それぞれどのような制度なのか、まとめてみました。
目次
1 NISAとは
NISA(ニーサ・Nippon Individual Savings Account)とは、日本版の個人貯蓄口座のことです。金融商品で貯金するイメージです。
証券会社などに、NISA口座(非課税口座)というものを作ります。
そして、一定の条件のもと、その口座内で株式や金融商品を売買したり、配当をもらったりしても税金がかからないという制度です。
2 iDeCoとは
iDeCo(イデコ・individual-type Defined Contribution pension plan)とは、「個人型確定拠出年金」のことです。つまり、将来の自分だけのオーダーメイドの年金です。
自分で掛金を拠出し、自らが運用方法を選び、掛金とその運用益との合計額をもとに、将来給付を受けることができます
3 節税ができるのはどっち?
iDeCoの方が節税に適している制度といえます。
理由は、NISAが、投資から得た運用益に対してのみ非課税なのに対して、iDeCoは運用益に加えて、拠出した金額分が所得控除となるため、「住民税」と「所得税」も軽減されるからです。
実際に、年末調整や確定申告で、税金が還付されたり、減ったりして実感がわきます。
4 詳細比較表
区 分 | つみたてNISA | NISA | iDeCo |
最低投資額 | 100円~ | 100円~ | 5,000円~ |
投資限度額(年間) | 40万円 | 120万円 | *14万4,000円~81万6000円 |
運用可能期間 | 2037年まで | 2023年まで | 60歳まで |
投資対象商品 | 厳選された投資信託 | 日本・外国株・投資信託 | iDeCo用投資信託・預金・保険 |
手間 | 自動積立 | 自身で購入・売却 | 自動積立 |
資金の引き出し | いつでも可 | いつでも可 | 60歳まで原則不可 |
節税効果 | 運用益〇 | 運用益〇 | 運用益・所得税・住民税◎ |
5 まとめ
実際に、節税が実感できるのは、iDeCoです。
でも、最初に手を付けるのであれば、NISAをオススメします。
NISAは、途中で嫌になったら解約できるからです。
また、NISAなら「つみたてNISA」の方が良いです。
NISAは、個別株式を選んだりする必要があるので上級者向けかと思います。
つみたてNISAは、最初から投資商品が厳選されているので、選びやすいです。
ではでは。